子供が刺青を入れた!! 彫師が語る、大事なのは親の姿勢。「刺青と親との関係」について

彫省ブログへようこそ。

先日の話しです

割烹料理屋の亭主は裏から出て来て
カウンターに座る私に言いました。

「息子の身体に刺青がある事を知って
ともてショックで夜も寝れないよ。」

私の所へは
世間で言う「はみ出し者」が集まります。
その1人一人にもちろん両親は居て、
親との関係の話しも
たまにお客さんに聞かせて頂きます。

そこで
長年にわたり刺青を通じて
私が見てきた「刺青と親子の関係」

または、
「非行少年と親との関係」
から解って来た事や
感じる事などを、これをご覧下さっている皆様と
一緒に分ち合いたいと思います。

刺青を入れた子供と親との関係

料理屋の亭主の様に
ひどいショックを受ける親御さん達は
世の中に沢山いると思います。

何故かと言うと
お客さん達の殆どが
親に言わず刺青を彫りに来ます。

言い方を変えると
親に知らせたらきっと反対されると
本人は考えているので当然の事です。

もちろん
成人した大人なので
親に言わなくても良いのかも知れませんが
いずれにしても
親には申し訳ないという
思いがある事は確かでしょう。
別に刺青だけではなく
子供が
非行に走ったり、言う事を聞かないなど
悩んでいる親御さんは

「子育てで何が間違ったのか?」と
自分を責めたり、
「後先考えずになにしているんだ!」と
子供を怒ったり
奮闘しているかと思います。

間違ったのは子供でしょうか?
それとも
親の育て方でしょうか?

そもそも間違いとは何でしょうか?

親から授かった身体

ここ日本ではピアスやタトゥー(刺青)の話題で
たまに耳にする
「親から授かった身体に傷をつけるな」
というセリフがあります。

どうでしょう、何を感じますか?

何か心に響くでしょうか?

親からすれば
あたりまえかと感じたりします

しかし
子供からしたら
おそらく
腑に落ちていません。

その理由の1つに
「産んだのは親の都合では?」
と内心あるのも事実です

私は個人的に
「親が期待した身体に傷をつけるな」
が正しい言葉だと捉えています。

言い換えれば
「親の期待を裏切るな」と言う事になります

心の矢印とは


心の矢印がどちらへ向いているのかが
とても重要です。
心の矢印は向いた方に思いを寄せます。
思いを向ける方向をさす矢印という事です

子供の事を思っている場合矢印は子供に。
自分(親)の事を
思っている場合矢印は自分に向けられます。
矢印がどちらに向いているのかを
一旦立ち止まって
考えてみるチャンスでもあると思います

心の矢印は
優先したい人、
この瞬間大切にしたい人、
大事に思う人、
愛おしい人に、向けられます。

子供は直感で解りますし
親も心に手を当てれば解ると思います

過去どちらを向いていたかはどうでもよくて
今この瞬間どこへ向いているのかが、
重要な事だと私も知りました。

親の心の矢印が親をさしている場合
子供との信頼がうすれ
時に非行へと変わって行きます。

心の矢印を相手に向けると言う事は
相手を受け入れると言う事です。

問題があるとしたら
入れ墨を入れた子供を
受け入れて上げられない事だと
私は思います。

お子さんは刺青を入れた事で
生き生きと過ごすかも知れません。

自信に満ちた
自分の人生を送るかも知れません。

子供の為の親で
親の為の子供ではない

この言葉をしっかり理解して下さい。

非行などの大半は
親の為の子供と言う形から来ていると
私は思います。

料理屋の亭主の様な場合でも
矢印を自分から子供へ
向けたいのであれば
刺青を理解し、
刺青共々子供を応援しなくてはなりません
簡単ではない事でしょうが
価値のある事だと思います。

入れ墨が
自分を守ってくれると
本人は信じています。

入れ墨を入れた事によって
新しい自分がスタートしたと
感じてるはずです。

もちろんあなた(親)には
理解出来ない事だと思います。

当然です
血は繋がっているけれども
違う存在なのです。

価値感も見えている世界も
何もかもが全く正反対だったりもします。

理解しようとせずに
受け入れるだけで大丈夫です。

受け止めるのではなく
受け入れるのです。

何も問題は起きていません。

理解して上げたら
お子さんはきっと変わるでしょう。

なぜ刺青を入れるのか?

では
最後にどうして刺青を入れるのか?
について
私が20年間見て来て
気が付いた事でもあります。

それは
「自信が無いから」
です。

もっというと幼少期に
あれはダメ、これはダメ
あんたはダメな子
と念仏の様に親からいわれて来た子は
自然と自分は「ダメな人」になってしまいます
その結果
自信が無くなり行動力に歯止めがかかります

自信が無いので
強くなる為には?
人と違う自分になる為には?
などと考えて行きます。
では
今からどうしたらいいのでしょうか?

子供を否定しない
肯定する事です。

言い換えれば
褒めて上げる事です。

子供がいくつでもです。

何か聞きたい事、言いたい事など
ございましたら
コンタクトよりご連絡頂けたらと思います。

最後まで読んで下さり
ありがとうございました。

失礼します

こちらの記事も良かったらご覧下さい

「どうして刺青を入れるのでしょうか?」質問に答えさせて頂きます。

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