ヤクザの組長が教えてくれた「人生で最も大切な事は◯◯だ。」

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彫省ブログへようこそ。

今まで私は、2人のヤクザの方と
深く関わらせて頂きました。
当時、東北の大きな組織の副会長と
もう一人は長野県のとある組長です。

二人の共通点と言えば
当時60~70代という事です。

私はこの二人の
大物ヤクザから沢山大切な事を
学ばせて頂きました。
その中から今でも記憶に残る話しを
少しずつ紹介したいと思います。

20代後半の私は
組長が暮らすマンションへ
毎朝出掛けるのが日課でした。

最上階から少し下の突き当たりの部屋が
組長宅でした。
そこには組長と姉さん(奥さん)と
交代で若い衆が2人いつも居ました。

蛙の声が響く初夏のある日
いつもの様に自宅を訪れると、
玄関の扉が開けっ放しだったのです。

私は驚きました。何故かと言うと
別の組織と
問題が起きている最中だったからです。


「組長、玄関開けっ放しで大丈夫ですか?(汗)」

組長
「なにが
最近、暑くなったなあ、風通しがいいんだよ」


「誰か攻めて来たらどうするんですか??」

組長
「え? なーによく来たなーって言ってやるよ。」

私は心の中で
「俺が居る間は何も起こりません様に。」と
何度も繰り返したのを覚えています。
組長が心配だという気持ちも確かにありましたが
早く帰りたい、
そう思う気持ちの方が大きかったのも事実です。

組長
「彫省、じたばたするんじゃないよ、いいかい
ここで殺れたらそういう運命だったんだって事
その他に何も無いだろう?
お前だって同じ事だよ。わかるかい?」

そのセリフになぜか納得してしまい
やけに落ち着いた。

その日、組長宅に居た組員の一人は
大きなお腹の大男で、もう一人は
ジャージを着た無口の人でした。

姉さんは台所で食事の支度をしていました。

組長の座るソファーの前には
大きな灰皿と、入れたての温かい緑茶
そしてキンキンに冷えたおしぼりが
置かれていました。

浴衣を着たままの組長は
私に言いました。

組長
「いいか、彫省。
こいつ、体はデカイけど喧嘩がいまいちなんだ
だけどな、お茶汲みと掃除はたいしたもんだぞ。」


「あ、はい・・・。」

私は内心、それがどうかしたのか疑問でした。

組長
「あのな?
どこも、所帯を大きくする事に力を使うがな
大事なのは強いかどうかだ。
大所帯でも弱かったら何の意味も無いからな」


「喧嘩が得意という人が沢山居れば
組も強くなるんじゃないですか??」

組長
「そう思うだろ?喧嘩にみんなで行って
みんなパクられたらどうする?」


「ええはい、確かに。」

組長
「強い組織に必要なのが、バランスだ。
喧嘩する奴、頭使う奴、それが出来ない奴

みんな必要なんだよ。
誰一人使ねえ奴なんて居ないってことだ。」


「・・・」

考えさせられました。

あれからだいぶ経った今、
私は少しずつあの言葉の意味が
理解出来る様になりました。

強くする為にはバランスが大事。
バランスさえ気にしていれば何とかなる。

全ての辛い出来事は
バランスを失った事によって起きる。

色んな場面でバランスの話しをよくしてくれた
組長に感謝しています。

蛙の鳴き声を聞くと
その晩、無事に帰れた嬉しさと
心の存在に気が付いた事を
思い出します。

最後まで読んで下さり
ありがとうございました。

失礼します

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